ブックタイトル作業用品ガイドブック WORK WARE Vol.5

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概要

作業用品ガイドブック WORK WARE Vol.5

Q 1「安全靴」とは?「安全靴」靴A 1「安全靴」と呼べるのは、JIS規格(T 8101)に合格したものだけです。定義として「主として着用者のつま先を先しんによって防護し、滑り止めを備える靴」着用のつま先を保護するため、「鋼製または樹脂製の先芯」を搭載し、「耐滑性」を持つ靴である必要があります。さらに、甲被が「革製」または「総ゴム製」に限られます。その他に、甲被が牛革やゴム以外の素材のためJIS規格に合致せず、安全靴と呼べないが、「つま先を先芯により保護する」スニーカータイプの靴があります。さらに、安全性についての適正な判断を行うために、公益社団法人日本保安用品協会(JSAA)により、JIS規格に準じた、同等のプロテクティブスニーカー規格を満たした靴があります。JIS T8101規格適合「安全靴」先芯靴底甲被鋼製または樹脂製耐滑性を有すること革製または総ゴム製「安全靴」と言えないJSAA適合プロテクティブスニーカー(プロスニーカー)51安全靴無印セーフティースニーカーQ2A 2プロテクティブスニーカー規格って何?(旧JPSA)つま先部に金属や硬質樹脂製の先芯を装着したスニーカータイプの作業靴の安全性や耐久性の基準を定めたものです。この規格に合格したものを「プロテクティブスニーカー」と呼んでいます。JSAA規格とは(公社)日本保安用品協会(JSAA)が制定する規格で、つま先部に金属や硬質樹脂製の先芯を装着したスニーカータイプの作業靴の安全性や耐久性の基準を定めたもので、この規格に合格したものを「プロテクティブスニーカー」と呼んでいます。型式認定プロテクティブスニーカー規格(JPSA規格)としてスタートした新基準も徐々に市場の評価が高まり、現在は国家基準のJISに準ずる、より公益性の高い規格へとレベルアップされ、製品の型式認定制との基準規格として普及しています。(従来のA種、B種などの性能基準に変更はありませんが、より公益性の高い規格へと変わりました。)JIS規格とプロテクティブスニーカー(旧JPSA)規格の比較JIS規格、JSAA規格は共に作業区分による種類があります。(JIS規格S種/JIS規格L種)、(JSAA規格A種/JSAA規格B種)★腰の高さ(約70cmもしくは60cm)からつま先に物を落とした場合(靴としてのつま先強度)ジュール(J)の計算式J=重さ×重力加速度(9.8m/s^2)×高さ(先芯の強度ではありません)70cmJIS規格S種JSAA規格A種中底と先しんの隙間が13.5mm以上と定められ爪先を保護します。(サイズ25.5cm時)60cmJIS規格L種JSAA規格B種中底と先しんの隙間が13.5mm以上と定められ爪先を保護します。(サイズ25.5cm時)「JIS規格S種」及び「JSAA A種」なら10kgまで、「JIS規格L種」及び「JSAA B種」なら5kgまでの衝撃に対し着用者のつま先を保護します。商品区分JIS規格プロテクティブスニーカー規格該当規格JIS規格(T8101)JSAA規格使用甲被材革、ゴム革、人工皮革、ビニールレザークロス使用底材ゴムまたはウレタンゴム、ウレタン、EVA(ミッドソールのみ)製品性能種類共通性能付加的性能重作業用(H種)普通作業用(S種)軽作業用(L種)耐衝撃性及び耐圧迫性を規定表底の剥離抵抗(革製のみ)を規定濡れ防止性(安全長靴のみ)を規定耐踏抜き性を規定踵部の衝撃エネルギー吸収性を規定足甲プロテクターの耐衝撃性を規定耐滑性を規定普通作業用(A種)軽作業用(B種)安全性についてはJIS規格と同等の規定人工皮革、ビニールレザークロスはJIS規格より強度が低い規定なし規定なしJIS規格と同等の規定規定なし規定なし【監修:株式会社シモン】025